ハイドロキノンの副作用で白斑って大丈夫?!
2013年に、カネボウ化粧品の製造・販売した医薬部外品有効成分「ロドデノール」の配合された美白化粧品で肌がまだらに白くなる「白斑」の症状が確認されたことは記憶に新しいですね…。
美白成分「ロドデノール」は、シラカバの樹皮から抽出された天然物質に由来したもの。カネボウ化粧品が開発し、厚生労働省が平成20年、医薬部外品として承認した成分です。
東京医科大学皮膚科の坪井良治教授は「化学構造のほんの少しの違いで人に与える影響が異なってくる場合もある。白斑の症状が出たのはロドデノールという成分特有の可能性が高い。全ての美白化粧品に問題があるわけでなく、必要以上に恐れる必要はない」と指摘する。
ハイドロキンンとは?
ハイドロキノンは、アメリカなどでもシミ、しわ、ニキビ治療薬として使われています。強い効果を持った薬なので、使用量を誤るとかぶれや赤みなどのアレルギー反応やが出る可能性があります。十分に注意しながらの使用が必要です。
ハイドロキノンは、病院でのシミ治療に使われる成分。
2001年の薬事法改正により、化粧品への配合が許可された成分です。
しみの原因となるメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)の数を少なくする作用があって、肌の漂白剤とも呼ばれています。しみ・色素沈着を薄くする作用があります。
個人差はありますが、塗り始めてから1ヶ月前後で効果が現れます。
ハイドロキノンの注意点
ハイドロキノンは正しく使えば、副作用の少ない安全な薬です。使用方法をよく理解して使うことが必要になります。
ハイドロキノンは熱と光に弱いので冷蔵庫で保管して下さい。冷蔵庫保存でも1ヶ月すると効果が弱まってきますので、1ヶ月ごとに新しいハイドロキノンに変える必要があります。
市販の化粧品へのハイドロキノン配合ができるようになって、ハイドロキノン配合の化粧品が数年前から発売されています。
但し、市販化粧品に許可されているハイドロキノン(医薬部外品)濃度は低く、効果的なしみ治療はあまり期待できません。
ハイドロキノンの使用方法
基本的に一日2回朝と夜、洗顔後に使用します。
朝使用する場合には、紫外線対策として日焼け止めクリームの併用が勧められています。
ハイドロキノンは、まれに赤みや皮むけなどの副反応が起こることもあります。
そのまま使用を継続しても徐々に治まってくることが多いようです。
肌の赤みや皮むけが続く場合には、医師に相談することも必要になってきます。
毎日ハイドロキノンを使用することで、徐々に効果がでてくるようです。
通常は1カ月くらいすると効果があらわれてきます。
ビタミンCの飲み薬と一緒に使用すると、美白や色素沈着の改善に効果的です。